川村元気(文春文庫)
うーん、久々のミスチョイス、だったかも。
早く読み終わりそうな、という基準が選本眼を曇らせた?
この人が製作に携わった映画はいくつも観ているので、期待値が高かった?
とにかく、いまいちに感じました。
宝くじで三億円を当てた主人公は、その扱いに困り果て、大富豪となったかつての親友のもとを訪れる。
その直後、親友は三億円と共に失踪してしまい、必死に行方を追うのだが…。
ちりばめられた偉人たちの言葉が、「お金と幸せの答え」のヒントになるのだろう。
読んでるときはスピード感もあって楽しかったんだけど。
物語と、キャラクターと、教訓とが、上手く混ざりあってないように思えました。
「ひとつだけ、分かったことがあるんだ。人間には自分の意思ではコントロールできないことが、みっつある」
「なんだよ?」
「死ぬことと、恋することと、あとお金だ。でも……お金だけが違うんだ」
「どういう意味だ?」
「お金だけはとにかく違う……その理由はこんど話すよ」
「死ぬことと、恋することと、あとお金だ。でも……お金だけが違うんだ」
「どういう意味だ?」
「お金だけはとにかく違う……その理由はこんど話すよ」
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